体が弱いなどで安定的にフルタイムで働けない人には奨学金は危険【正社員は困難】

進学

あらゆる職種にほぼ共通する
正社員として要求される条件が1つあります。

1日8時間、週5日の労働ができること

です。

この条件から外れてしまうと、正社員になるのが非常に難しくなります。
なので、それが無理な方は奨学金を借りないほうが無難です。

女性が生涯正社員で居続けることのハードルがそれなりに高い理由もこれです。
待遇がいくら改善したとしても、時間だけはどうにもならない。
※ただ、女性に関しては後述する体が弱い人に比べればましな状況です。

数が多くてある程度配慮されている母親ですら、
フルタイムで働き続けるのは決して楽ではない道。
時間が取れないだけでなく体調不良もあるような人にとってはいばらの道であることは間違いないです。

雇われて働く=時間を企業に売る

そもそも、「雇われて働く」というのは、

時間を企業に売ること

です。

たとえば、月曜から金曜までの9時から18時まで働く会社であれば、
その時間は基本的に企業に拘束されて働くことになります。(言い方悪いけど)

そのため、まとまった時間を企業に売れない人は圧倒的不利です。

基本的には時間単位で給料の計算をします。
たとえば、時給800円で8時間働いたら、
800円×8時間=6400円
が支払いされます。

正社員の多くは月給制で時給ではないですが、似たような考え方ではあります。
成果量ではなく、時間で給料が払われます。
(もちろん、成果を上げた人は昇級されることもあります)

逆にフリーランスは時間ではなく成果でお金を得ます。
成果が出なければいくら時間をかけてもパーになるという点で厳しい世界です。

たとえば、youtuberは動画を
時間をかけて作っても、再生されなければ1円にもならない
逆に時間をかけずに作ってもたくさん再生されれば儲かる

その代わり、成果が出れば会社員以上に稼げるので
ハイリスクハイリターンといえます。

1日8時間、週5日以上働けない人の給料はかなり落ちる

正社員の場合、

1日8時間、週5日以上

の出社が求められるケースがほとんどです。
高卒、大卒問わずそうです。

短時間で働ける場所となると、バイトしかないのが現状です。
そうなると賃金が落ちます。
アルバイトの場合、高卒と大卒の差がほぼないという調査結果が出ています。
どちらもかなり安い。

特殊なスキルや資格を持つ人を除いて、
労働時間を確保できる人が時間給もよくなる。
そうでない人は学歴関係なくアルバイトレベルの賃金になる、という現実が存在します。

安定勤務ができない人には大学進学は勧めない

当サイトでは、体が弱いなどの理由で安定して
1日8時間、週5日の勤務ができない方の大学進学をおすすめしません。

そのような条件の方が正社員で働くことはかなり難しいからです。
無理に働いたとしても、体調を崩してさらに厳しい状態になる方もいます。
そうなっては元も子もありません。

こう書くのは
「精神疾患を高校時代に患ったけど大学へ行きたい」
的な話が結構多いからです。
大学には行けると思います。でも問題はその先です。
新卒で雇いたがる企業は少ないです。
過労死が問題になっている昨今、リスクをとるのはきつい。
入れたとしても、仕事のストレスから再発や悪化する人も少なくありません。
もともと健康な人が職場で発症した場合ですら、戻れる確率はそれほど高くないようです。

※なお、不適性検査という「精神疾患などを入社時にはじく」試験が出てきているため、今後さらに厳しい状態になると思われる。

特に奨学金はやめたほうがいいです。

行くにしても、手に職が身につく学校かな。
そういう学校は学校生活がハードで挫折する人もいますが。

障がい者雇用でも求められる「勤怠の安定」

障がい者雇用について、このような話があるようです。

障害者雇用では勤怠の安定が求められやすい。
そもそも体が弱いから障がい者として認定されてるのに…

体が弱い人たちを多く含む障がい者の雇用ですら、
フルタイムでの安定出勤(またはそれに近いもの)が求められがちである現状。
短時間の雇用枠を充実させてくれればよいのに、それもあまりないよう。
企業や自治体が担うべき社会福祉として課せられた制度ですらこの現状です。
通常の雇用はもっとシビアであることは言うまでもないでしょう。

仮に短時間雇用枠などができても、出産女性に割り当てられやすい

今後、働き方改革などにより
短時間の安定した雇用の選択肢が今より充実したとします。
それでも、その枠は

  • 出産前に正社員だった女性
  • 入社してから病気になった人

などに割り当てられる可能性が極めて高いと思います。
それでもいきわたるだけの枠はできないでしょうが。

最初から体が弱い人に恩恵が及ぶ可能性は低いでしょう。

出世できるかどうかは「労働時間」によるらしい

「大卒女性」より「高卒男性」が課長になれる日本企業の現実 より

ある要素を調整すると男女の格差はなくなって、大卒の女性も男性社員と同じように出世しているからです。
その要素とは「就業時間」です。

要するに、労働時間が出世の大きな要素になるために、労働時間が限られる子持ち女性は不利になる。
子なし女性であるなら男性と同じように出世できる可能性はある
ということでしょう。
たくさんの時間働けた人が出世できて、そうでない人は出世が止まる。
現実としてそうなのだと思います。

重要度は、
労働時間>学歴=性別 という感じでしょうか。

個人的には、女性の社会進出の最大の壁は
育児などで時間を取られる、子供の熱などで安定した勤務ができなくなる
ことだと思います。
物理的に時間が少なくなるから不利になってしまう。
そのほかのことはモラルの上昇などでカバーできても、
これだけは雇用体制を抜本的に改革しないと難しい。
(それでも体が弱い人たちに比べれば制度は整っているほうではあるけど)

まとめ

大卒が高い給料を得るためには

「まとまった時間を企業に売ることができること」

が最低条件となってきます。
これを満たせないなら大学(特に文系)に行っても給料的な面で意味はないです。

よって、

フルタイム勤務ができない人が大学に行っても得るものは少ない。
少なくとも借金はやめておいたほうがよい

という結論になります。

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