進学

「不適性検査」とは?ー使えない人を不採用にする時代へ

最近、企業では

「不適性検査」

というものが導入されつつあるようだ。

適性がない人を不採用にするための検査。

精神疾患などの人はこの事実を絶対に知っておくべきだと思う。
「採用時にはじきたい」と思って企業が動いている事実があるのだから。

これは、大学に入っても正社員として採用されにくくなることを意味します。
学費の元が取れないので、進学する意味がない、奨学金を返せない。
となります。

これは人手不足でも関係ありません。

やはり文系大学は「普通」の枠に入れない人は
避けたほうがいい進路という結論になります。

これといった手に職がつくわけでもないし。

筆者はこの傾向に賛同していません。
この検査で、筆者が排除される側なのは十も承知。
だけど、事実は事実として知る必要があると思います。
大学行ったけど、このようなフィルターに引っかかって就職できずに
仕事ないのに借金まみれではつらいので。

こちらのサイトに不適性検査について書いてあります。企業が導入する背景などについても書かれているので一読することをお勧めします。

不適性検査とは?

外れ人材やリスクになるような人材を採用したくない
という企業の声を受けて開発されたと思われる検査です。

従来の性格診断的なものに加え、
精神疾患など(ASD、パーソナリティ障害を含む)を見抜く目的があると思われます。

ただし、その目的をおおっぴらに公言すると炎上するので、
はっきりとは書かれていない。
どうとでも逃げられるような表現になっている。

対応が面倒くさい人や使えない人、リスクになる人を企業は極力採用したくない。
バイトならクビにでもすればなんとかなるが、正社員はそれも難しい。

解雇規制が厳しいため、ちょっと使えないくらいでは簡単にやめさせることができない。
→そうなるくらいなら最初から採用したくない

という意図があるものと思われます。

データ解析で、「使えない人の特徴」を見抜くのが簡単になった

最近は、機械によるデータ解析により、
使えない人に共通する特徴を見抜くことが容易になりました。

AIとかビッグデータとかよく聞きます。おそらくそういった類のものでしょう。

会社に入った人のうち

使えた人、普通だった人、すぐ離職した人、使えなかった人

に分けて、傾向を分析するのは今の技術では可能です。
使えなかった人に多い(性格的)特徴を持つ人を落とすということ。

この傾向はこれから先もどんどん増していくと思います。
しかもより精度を上げた形で。

筆者は4年位前からうっすらそうなっていくだろうなと思ってましたが。
社会不適合者が就職する難度がどんどん上がっていく…。

テストだけでなく、面接でも使えない部分があるかどうか見られる

使えない人の特徴がはっきりわかったら、
面接でもそういった視点で採用活動が行われるものと思われます。
テストだけ対策しても難しいということ。

使える人を採用する→使えない人を落とす

に優先順位が変わってきているようにも感じます。

おそらくこれ以外にもネットで公開されていない種類の
不適性検査はあるんじゃないかと思っている。
ネットで大っぴらに存在を公開されてたら使いにくい企業だってあるだろうし。
リアルで企業に営業して、ネットには痕跡を残さない。

中小企業のほうが使えない人に厳しい

中小企業のほうが

人員が少ないので、使えない人が1人いるだけでもダメージが大きいです。

いくら人手不足でも使えない人をとるくらいなら
非正規雇用でも雇ったほうがマシ。
(特に大卒職)

有能な人を雇えないにしても(条件のいいところに行ってしまうことはわかりきっているので)
無能な人をつかんでしまうことだけは極力避けたいわけです。

不適性検査を売っているメーカーはそういった企業にも営業をかけているものと思われます。
自力では企業規模が小さいからノウハウがないけど、
検査を使用することによってそれをカバーすることができると。

ドブラックで潰しきる企業なら採用するかもしれないけどね。どうせ続かなくて辞めるから。
コンプライアンスは大企業より甘いし

まあ大企業は「採用」に関してははるかに厳しいんですがね。でも一度とると簡単にクビにできない。

やはり問題を抱えた人には文系大学をお勧めできない

冒頭にも書いた通り、
大きな欠点を持っている人は大学に行っても採用されにくい。
面接の場で隠すことが昔より難しくなっている。
検査で丸裸である。

大卒でも就職が困難な「就職弱者」の5つの特徴を徹底解説【詰む前に読もう】 残念ながら 大学へ行っても就職が困難で、奨学金を返せなくなる ことはよくあります。 なお、高校時代から「この条件に当...

大きな欠点とは、

  1. 精神疾患を持っている
  2. 重度の陰キャ
  3. コミュニケーションが苦手
  4. トロい
  5. 体力がない
  6. すぐに人のせいにする
  7. 勉強ができなさすぎる(大卒職のみ)
  8. 上記の自覚がない(もっとあかん。自覚ない人はタチが悪い)

などがあげられます。
特に上5つは先天的要素が強いためなおしにくい。
(だから下手に大学に進学すると詰む)

文系就職は外交的な人が圧倒的に有利です。

こうした方は文系大学に行ってもお金をどぶに捨てる可能性が高い。

余談:医者に変わった人?が多いわけ

文系の場合、いくら頭が良くても変わった人にとってはきつい。
上述した通り、これからどんどん厳しくなっていく。

医者は勉強さえできれば、民間よりは甘い面接で入学できる。
上述の「問題」を抱えていても国家試験さえとっちゃえば
大出世は無理でも飯くらいは食べられる。

ということをわかってるから彼らは医学部という進路を選んだのである。

某事件を起こした看護師もそれに類するような人だったらしい。
職場では浮いていたようだ。

「看護師に向いてないならなぜ辞めなかったのか」

とのコメントがあったが答えは簡単だ。

民間はもっと厳しいから。

高卒のほうがまだまし

問題を抱えた人にとっては高卒で就職のほうがまだましです。

なぜなら、この手の不適性検査などは

「規則で高卒新卒の採用ではできない」

ことになっているから。
だから大卒よりは潜り込みやすい。

まとめ

企業はリスクになるような人を極力取りたくない。
使える人をとることよりもそちらのほうが優先順位が高い。

これは多くの企業が採用する際のポイントなので覚えておきましょう。

学歴フィルター等にも言えることです。
使えない可能性が高いから高学歴よりも厳しくみられる。
会社によっては書類で門前払い。

高学歴が使えないのであれば社内的に言い訳がしやすいけど、
Fランだと「なんでとったんだ」って人事が責められますからね(大手では)。
そこでいちいちリスクをとる必要もない。

人事だって、自分が責められない選択をするでしょう。
(低学校歴を採るならある程度企業での評価がある中途でのほうがマシ)

要するに、
リスクの低い人間であることを企業にわかってもらう必要がある、と。
そのうちの一つが学歴(または体育会)です。