よく、
大卒ははつける職業の幅が広がるよ!
という話を聞くと思います。
ただ「どう広がるのか」を語っている人は少ないですね。
今回は、大学を卒業した場合に広がる進路と注意点についてお話ししたいと思います。
結論としては
です。大卒は万人に向いている進路というわけではありませんし、高収入が得られる条件はある程度限られてきます。
大学を卒業することによって広がる進路
世の中には大卒しか応募資格がない職業が存在します。
主に大手の総合職や人気職はほぼ大卒しか応募資格がないと思って間違いないでしょう。
某有名米国IT企業数社が学歴制限を撤廃しましたが、これは超有能な若者を囲い込む目的なので一般人にはあまり関係ないです。
企業の中心にかかわる業務にかかわっていくコースです。幹部候補ともいえます。
営業から始まる人が多く、最終的には(選抜されれば)企画やマーケティング、人事などにつく人も。
会社に配属を決められ、どの仕事をするか選べないことが多いです。
長時間労働、転勤、営業職などの嫌がる人も多い要素がある場合も多いです。
だから大卒は平均賃金が高いともいえます。
転勤はそれがない会社を事前に選ぶこともできますが、その他に関しては選ぶにしても募集段階ではぼかされていることもあります。
やらなきゃいけないことや評価基準がはっきりしていないことが嫌いな人には向かないです
大卒職(主に総合職)の特徴
※理系だと技術職に就くこともありますが、ここでは割愛します。
高卒の場合
単純作業に従事する場合が多い。賃金は安いことが多いし出世しないことも多い。
やらなければならないことははっきりしており、出世が嫌いな人には向いているといえます。
選択ポイント
大卒のほうがいいケースについては語りつくされているので、ここでは高卒のほうが良いケースについて書いてみます。
大卒は出世ができるというけど、出世が嫌い
最近いる「出世をしたくない人」
こういう人は高卒のほうがいいかもしれない。
自分で考えるのが嫌いで言われたことだけやりたい
こういう場合は高卒のほうがいいと思います。
高卒だといわれたことをちゃんとできる人材を求めているだろうし。
大卒はどうしても自分で考えなきゃいけないことも多く、
それが苦手な人にとっては苦痛だと思います。
この手のタイプの場合自分からは動かないため、
とくに自宅外の場合、大卒就職だと就活をまともにすることなく
ニート、フリーター化する人もいます。
親御さんは注意が必要です。
コミュニケーション能力がない、コミュニケーションが嫌い
基本的に高卒推奨です。大卒では一部の理系の希少能力持ちを除いて需要がありません。
単純作業に従事したほうが良いと思います。
現実的にはコミュ障はバイトかニートが多いという現実は押さえておきましょう。それは大学に行っても行かなくても変わりません。
大卒ニートなんて珍しくないです。一般人なら知り合いに1人くらいはいるレベルかと。

ずっと田舎に住みたい
この場合、大卒並みの収入が得られるのが、
公務員、公的団体、銀行、医療、一部の理系職(インフラ系など)くらいしかありません。

当然同じ目的を持つみんながそこを狙ってくるので、競争率は高めです。
筆者は地方在住ですが、在住地域においてこれらの職を除いて大卒募集はほぼないです。
それらに残る自信がないのであれば高卒推奨。周りもたいてい高卒なので、都会のようにマイナス扱いされるケースもそんなにありません。
高卒新卒なら地元に根差した就職もしやすいです。
注意:「大卒」ならだれもが同じ待遇であるわけではない
企業は有能な人が欲しいです。
当然ながら、高学歴でコミュ力がある有能な人と、(ごく一部以外の)Fラン大生では
待遇が大幅に違います
大手企業は意外と狭き門なので注意が必要です。
文系Fランク大学は普通の大卒としての需要が一部を除いてないので、
多くは接客業(これも例の件で厳しい)や介護、高卒と同じ仕事などにつきます。
大卒平均並みを稼げると見込んで借金していくと痛い目を見るので注意。

まとめ
大卒で広がる進路の場合、思考力が求められる場合が多く、
向き不向きが結構あります。
単純に「広がる」ことだけを求めて大学に行くより、その広がった進路が本当に向いているのかを考えたほうがいいでしょう。
大卒は大卒の中での格差が激しいため、「高卒よりも稼げない人」
が普通に出るので注意が必要です。
