就職氷河期世代は機械化で仕事を奪われたーAIも新卒から職を奪う可能性

進学

今回のテーマは

就職氷河期世代は機械化で仕事を奪われたのではないか

というお話。

一般的に、就職氷河期(97年頃~05年頃)は不景気により
就職の門戸が狭くなった。
そのため大卒でも職にあぶれる人が大量に出た。
いわゆるロスジェネともいわれます。

非正規雇用などで貧しい生活を送る→結婚できなくなる→少子化

というループを引き起こしました。

この記事を書こうと思ったのは、

今の制度のままだと
AI化したときに雇用を奪われるのは主に新卒者

だと考えられるからです。
(ただし、解雇規制が緩和されたらその限りではないけども)

既存の人のクビを切れないから、新卒の採用を極端に絞る。
そして、就職氷河期世代がわりを食らうことになってしまったのです。

なぜ就職氷河期世代は就職難になったか

  1. 不景気
  2. 工場の海外移転
  3. 団塊世代と入れ替わり時期が10年程度ずれていた
  4. 人員調整を新卒を採用しないことで行った
  5. 機械化
  6. 非正規雇用の増加

などが挙げられます。
不本意に非正規雇用や待遇が悪い企業の正社員になる人が増加。
その後景気が好転したときも恩恵を受けられたのは新卒中心。
「人手不足」が話題になったころにはすでに30代以上で、
特に初期組は年齢の割に経験がないのでその恩恵も限定的だった。
このためこの世代は結婚ができない人が増え、大幅な少子化の原因のひとつに。

不景気

不景気は有名ですね。最たる原因がそれといっても過言ではありません。
このころに「リストラ」という略語が生まれました。
もともとは英語で再構築という意味の単語を略したものですが、
「クビ」の隠語として使われてます。

工場の海外移転

この時期は、今まで日本にあった工場が人件費などが安かった海外に移転。
地方ニュースでも、〇〇の工場が閉まる→数百人が失業 といった話題がよく放送されていた。

団塊世代と入れ替わり時期が10年くらいずれていた

就職氷河期世代の大半は、
人数が多い団塊世代の子供世代
=団塊ジュニア世代
です。
人数が多い世代の子供世代なので、ほかの世代に比べて人数が多いです。

団塊世代が25歳で子供を産んだとして、その子供が22歳で社会に出ると、
団塊世代が47歳の時に就職することになります。

人数が多い世代を上に抱えていて、なおかつ不景気だと人が取れないのもわかります。

就職氷河期がいったん終わった最大の理由は団塊世代の大量退職だったりも。

人員調整を新卒を取らないことで行った

就職氷河期は、企業で必要な人員の数が少なくなりました。
こういう時に人員を調整する方法は2つあります

  1. 新卒採用を減らして、新しい人を取らない
  2. 既存の従業員を解雇

就職氷河期にとられた方法は主に前者です。
既存の人をクビにするのは、解雇規制でハードルが高いので
新しい人を取らないことで調整しました。

「リストラ」という言葉がはやったことからもわかる通り、
解雇された人も多いですが。
クビにするよりは、まずは新規採用を抑えるという動きになりました。

非正規雇用の増加

非正規雇用の増加もこの世代が就職難になった理由です。
賃金が高くてクビにしにくい正社員よりも、
バイトや派遣などのほうが使いやすいとなった。
その結果、正社員の枠は減少しました。

戦前生まれの世代の中には、
今だったらどう考えても非正規雇用がやっている仕事を
正社員としてやっていた方も結構います。

機械化の影響

あまり言われないけど、機械化の影響は無視できないと考えます。

たとえば、

Windows95が出たのは就職氷河期の少し前。
氷河期の中でも最も厳しかった年のひとつである03年卒の就活時期にはXPが出て、
世の中はもうパソコン世代。

パソコン(機械)により業務が効率化→必要な人手が減る

ことで、採用数が減少したと思われます。
特に事務職は機械化と非正規化の進行で、現在においても倍率の高い職種です。
漠然と事務やりたいなと思っている女子学生の方はそれを留意しておいたほうが良いと思います。

もうひとつの例は、「自動改札機」
某鉄道会社が氷河期世代の採用数が極端に少ないと5年位前に見た記憶があります。
そこで調べてみると、
某社で自動改札機が増えた時期が97年頃。就職氷河期とバッティングしていました。
今までは人が改札していたところが自動改札機に置き換わるので、
自動改札機1個につき1人くらいの雇用が失われているように思います。
1社で何千個と導入すると、それだけで多くの人がいらなくなる。
既存社員のリストラをほとんど行っていないと思われるので、
新卒の採用を絞ることで対応し、その世代が極端に減ったと思われます。

もちろん、駅の無人化や車内販売の縮小、列車数の減少でも人は減ります。
ただ、自動改札機のインパクトは大きかったのではないか。

機械化は「楽な仕事」から奪う

機械は基本的に楽な仕事から奪っていきます。
その結果、コミュニケーションが求められない仕事の多くを機械が奪っていった。
それでつける仕事がなくなってしまった方もいると思います。

人間にはきつい仕事が残され、負担は大きくなっていくばかり。

なぜこの記事を書いたかー一部大手企業でリストラが進行中

一部の大手企業で、

  • 45歳以上のリストラ
  • 本社職以外への配属転換

などという動きが4月になってから明らかになりました。
不景気の流れに突入しつつあるという意見もあったり。

筆者は
東京五輪後に不景気に突入する可能性があるということを懸念してきました。
一部の有名ライター?の方も決まった時から言われていた方もいましたし、
そうなる流れなのかなと思ったりも。

文系はとくに景気などの影響を受けやすいです。
運の悪い世代に当たると新卒カードが紙くずになる。
大学で得られるような手に職がないため、
需要がなくなれば真っ逆さまだったりする。

運の要素もかなり強い。
配属も選べないことが多いです。

就職氷河期でも一部理系にはそれなりに就職があったようです。
インフラ系の理系は一部を除いて景気に左右されにくいといえます。
ただし、機械化には左右されるけど。

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