進学

大学生のパソコンの選び方の注意点、推奨スペックの読み方

大学に合格された方もいらっしゃると思います。
多くの大学でパソコンの購入が求められています。
今回は、大学生のパソコンについて、
スペックの選び方などを解説していきたいと思います。

大学がパソコンを買えと言わない場合は買わない手もありです。
その場合、学校にあるパソコンなどで事が足りるケースもあります

大学が要求スペックを決めている場合があります。
その場合はそれ以上のスペックのPCを用意する必要があります。
大学によって違いますが、ここでは架空の大学の推奨スペックの例をもとに、
どういったパソコンがおすすめなのか解説していきたいと思います。

B大学の推奨スペック (架空のものです)
OS:Windows 10
CPU:Core iシリーズ(第3世代以降)
メモリ:4GB以上
ストレージ:SSD 256GB以上
無線LAN搭載
重量 1.5㎏以下
バッテリー駆動時間 6時間以上

他、
タッチパネル式を推奨ないしは義務化
タッチパネル式を禁止
VGA出力並びにHDMIケーブル出力ができること
DVDドライブがあること
などの推奨要件がある学校があります。

WordやExcelなどのオフィスに関して「学校で用意してあるから入れないでほしい」
という趣旨のことを書いてある学校もありました。

スペック表の読み方と筆者のおすすめについて

パソコンに詳しくない方は、スペック表を読んでも
何のことを言っているのかよくわからない方もいらっしゃると思います。
これから、パソコンのスペック表の見方について解説をしていきます。
おすすめスペックは赤色のアンダーラインをひいておきます。

OS

基本的には、WindowsかMacのどちらかです。
Macを特に指定している学校でなければ、Windowsでいいでしょう。
「Windows 8以上」と書かれている学校もありますが、
最新OSであるWindows 10を選んでおけば間違いないと思います。

CPU

Core i3かCore i5がおすすめ。

Atom<Celeron<Core i3<Core i5<Core i7<Core i9
の順に性能が良いです。
大学用のノートパソコンならCore i5があれば十分4年間戦えるでしょう。
この記事を書いているノートパソコンは5年前に購入したCore i5ですが、
今でも十分に使えています。
費用的に厳しいならCeleronでも悪くはないけど、お金を出せるならiシリーズがいいです。

中古品を買う方や、今家にあるパソコンを使われる方のために、
CPUの世代の見方についても書いておきます。
例 Core i5-7500
末尾の4桁の数字の千の位が世代です。
このCPUの場合、第7世代です。(青マーカーで示した数字が世代)
ただし、第1世代の場合は1は省略され、Core i5-500などと表示されています。

メモリ

ざっと検索してみたところ、4GB以上を推奨されている大学が多いです。
しかし、本格的に使いたい方は、8GB以上を強く推奨します。
4GBだともっさりしてしまうと思います。(参考記事)
動画編集や本格的な画像編集、3Dを扱うなどなら16GBがおすすめ。

ストレージ

SSDとHDDの2種類があります。
SSDをお勧めします
HDDよりも速度が速いというのもありますが、
耐衝撃性の差がおすすめする一番の理由です。

筆者の時代は、SDDが存在せず、HDD一択でした。
大学へもっていく時の衝撃で、HDDが壊れることがよくありました。
壊れてデータを失い、修理費用も掛かるくらいなら、
高くてもSSDにしておいたほうがいいです。

無線LAN

推奨されている場合は当然ついたものを買わなければいけません。
大学の授業で使うのであれば、
必ず搭載されているものを買いましょう。
後からつけることはできないと思ったほうがいいです。

これがないと無線LANを前提としている授業では使い物になりません。

学校指定のものを買うか、自分で買うか

学校指定のパソコンを用意して、それが買えるようにしてある学校が多いです。
ただ、高いなどの意見もあります。
特殊な指定がなければ自分で買ってもいいと思います。

学校指定パソコンのメリット

4年間の保証に入れる
みんなと同じなのでつまづきにくい

学校指定パソコンのデメリット

値段が高い
スペックが満足いくものでない場合がある

学校指定(推奨)パソコンをおすすめする場合

金銭的に余裕がある場合なら、大学の指定PCでもいいでしょう。
本人や親御さんが全くパソコンに詳しくない場合も、
無難さをとるのであれば、指定パソコンでいいでしょう。
(筆者の学校では8~9割が指定パソコンでした)

あとは光学ドライブが指定されている場合も、BTOなどでは選択肢が限られます。

タッチパネル型(タッチペン使用)の機種が指定されている場合

タッチパネル式のパソコン(surfaceなど)であることを条件としている学校があります。
この場合は学校と同じ機種にしたほうがいいと思います。
学校が指定しているのと同じ機種を自分で買うならよいと思いますが。

タッチパネル式の場合は、機種によって形状やペンの反応などが違います。
学校の指定と違うメーカーのタッチパネル型のものを選ぶと
不都合が出る可能性があります。

市販で買うならBTOがおすすめ

自分でパソコンを用意する場合、ネットでBTOパソコンを買うのがいいと思います。
主にインターネット注文による受注生産である程度カスタマイズができるパソコンのことです。
ネット専業なので、基本的に家電量販店で買うよりは価格が低めです。
家電量販店の店頭には並びづらいゲーム用PCなど、特殊な需要にも対応していることが多いです。


まとめ

  • 大学でパソコンが推奨されていても別に学校で買わなくても構わない
  • 大学推奨パソコンは高いけど、4年間保証などのサービスをつけることができる
  • 大学がPCを買えと言ってこないのであれば、別に買わなくても良い

といった感じです。
あまり使わなくなる人もいるようです。
そうなりそうな場合は無理して高いものを買わず、中古などで済ますのも手です。
もちろん学校の要求スペックは満たす必要はありますが。