進学

令和の時代だからこそ考えてみる「高校に進学しないで大学を目指す選択」

今回は、

「高校に進学しない選択」

について考えてみたいと思います。

 

何言ってるの?高校はみんな行くでしょ??

という方がまだまだ多いと思います。当然でしょう。

ただ、

関東在住で金がないけどどうしても大学に行きたい人なら「アリ」といえます。
公立に落ちて、行きたくもない私立に高い金をかけたくない場合も
選択肢として検討する価値があります。

最近、某通信制高校が大ヒットして、既存の学校に不満を持つ人たちの新たな進路として脚光を浴びています。
既存の高校以外のルートが注目を浴びているからこそ、あえて高校に行かない道を考えてみようと思う。

めちゃくちゃ勇気がいる選択ではあるけどね!

高校に進学しない人が大学に行くためのルート

高卒認定を取得→大学受験

年に数回行われる高卒認定試験を受け、既定の科目をすべて取れば
普通に高校を卒業した人のように大学を受験できる。
1度にすべて取る必要はないが、受験には間に合わせる必要がある。
大学受験より問題は易しい

受験を考えるなら少なくとも高2までに高卒認定の取得を目指す感じになるでしょう。
それから1年~1年半は受験に専念。

高校に進学しないメリット

世間が思っているよりはメリットがあります。
制度が古臭くなっているのでそこをつくことで効率化ができる。

世の高校生が効率が悪いことをやってる間にお金を稼いで勉強もする。
そういう流れです。

また、毒親からの中卒での逃亡もやろうと思えばできなくはないでしょう。
その場合は寮に入らないと厳しいかもしれないけど。

アルバイトができる

自由な時間が多いのでアルバイトでお金を貯めることができます。
ただし、田舎は賃金が安い
(冒頭で「関東在住で」と書いたのはこれが理由)

ただし、受験をしたいのに引き留めてくるアルバイト先も存在するようなので、きっちりと断ることも大切。ズルズルとフリーターにならないことだけは注意が必要。

高校の諸経費が浮く

公立高校は無償になったとはいえ、諸経費はどうしても掛かってきます。
高校に行かなければそれが浮く。

将来返さないといけない奨学金を圧縮することができる。

高校の無駄なカリキュラムに振り回されずに済む

高校のカリキュラムには無駄が多い。
無駄なことを大量にやらせる中途半端な進学校を「自称進学校」と呼ぶことがあります。

例)自称進学校あるある桜

それらに振り回されないことが最大のメリットで、
少々バイトしてもなお、受験勉強に充てる時間があります。

現在なら自宅で安価に勉強できる動画授業もある

インターネットが発達した現在においては、
月定額で安価に受講できる動画授業が存在します。

筆者の時代には衛星放送で(自宅で)受講できる講座はありましたが、月2万円近くの高値でした。
自宅浪人時代に見ていました。
再び見るには録画しないといけないのでビデオテープ代も別途必要。

それでも予備校や塾に比べて安価。

現在は10分の1以下の費用で実現できているので、
高校抜きでの受験もやりやすくなったといえます。

しかも高校教師と違って選ばれたプロの授業が受けられる。
選択肢もあるので合わなければ先生を替えることもできるでしょう。

質問ができないというデメリットはありますが、インターネット上で質問に答えてくれる人を雇うことは今ではそれほど難しくはない。

高校に進学しないデメリット

もちろん、大多数とは違う道を歩むのだからデメリットがあります。それを覚悟で貧乏でも大学に進学したいという強い意志がある人のみにお勧めします。

このほかには面接重視の医学部では不利になる可能性が否定できない。(医学部の場合、仮面浪人も同様)

もし勉強がはかどらなかったとしても高卒認定さえとってしまえば、専門学校や定員割れの大学に入るという最終手段もあります。
精神的に外に出られなくなる状態になることが一番まずいけど、それさえ避ければOK

もちろん、青春を楽しみたいとか部活したいとかもかないませんね。

生活リズムが乱れやすい

誰も勉強を強要してこないので、意志が強くないと生活リズムが乱れやすいです。
下手したらそのまま中卒ニートもありうる。
朝に弱いなら午前中にアルバイトを入れるのがおすすめ。

推薦入試が受けられない

推薦入試は高校から推薦されて受験するシステムなので、
基本的に高卒認定の人は受けることができません。(例外はある)
一般入試一本でいくことになります。

「高卒認定」である事実は履歴書に残る

将来就職するときに、小学校(または中学校)卒業~大学卒業までの学歴を書くことになります。
高校に行っていないと当然高校部分が空欄になる。
(資格欄に高卒認定を記入する)

気にする企業がないといえばうそになるでしょう。
その点は、高校中退者や通信制高校への転学者も全く同じ条件ですが。

もし進学しなかったり中退すると中卒扱いになる場合がある

「高卒認定」は「高校卒業者と同程度」であることを認定するものであって、
高卒の学歴そのものではありません。
(要するに大学には入れますよということ。公務員系の受験、一部の高卒を要件とする資格受験なども可能)

高卒認定を取ったまま進学しない場合、企業によっては中卒として扱われることがあります。
(ただし、各企業の裁量で高卒として扱っても構わない)

大学や短大などを卒業すれば、「大学(短大)卒業」になります。

通常の高校を卒業した大学中退者は基本的に高卒扱いになりますが、
高卒認定取得で大学を辞めた人は中卒扱いされても文句は言えない仕組みです。

おすすめできない人

メリットもありますが
やはり、リスクが高いのは否めないので、おすすめできない人はいます。

学力が低すぎる人

基礎学力があまりにも低すぎる人は独学するのは厳しいです。
普通に高校へ行ってそこから就職を狙うのが一番ベターでしょう。

なまけ癖がある人、強制されないとできない人

なまけ癖がある人も積む可能性が高いでしょう。
強制されないとできない人は普通に高校へ行ってサラリーマンを目指したほうがいいと思います。
フリーランスもそういうタイプにはきつい。全部自己責任なので

孤独に弱い人

孤独に弱い人はふつうに高校かせめて塾にいったほうがいいでしょう。
自宅浪人で孤独でメンタル壊す人もいるようなので(筆者は自宅浪人だったけど全く感じなかったので人によるのでしょう)
このタイプは、フリーランスも一人作業になる場合が多いのできつい。

まとめ

今回、このテーマについて考えてみたわけは、

「いかにお金をかけずに大学へ行くか」

を考えるにおいて、高校は削れるのではないかと思ったからです。

(こんなこと書く人も少ないだろうからオリジナリティもあるだろうし)

結論から言えばリスクはあるし、適性を考慮しなければいけないけれど、
できます。

でも、起業よりはまだリスクは少ないほう。

僕が今の世の中学生だったら決行しそうな気がしますね。
当時はネットもなかったし田舎だったので世界が狭かったしでやらなかったけど。