進学

やりたくない仕事から選ぶ進路選択

やりたい仕事がないんだけど…

という方も多いと思います。

その場合は逆に考えましょう。
やりたくない仕事から進路を絞っていくのもありだと思います。
やりたい仕事に就ける人はごく一握りです。
でも、苦痛な仕事をやらされるのは嫌ですよね。

せっかく大手企業に入ってもミスマッチでやめてしまうことすらあります。
そうならないために、やりたくないことを知っておくのは重要。

「できないこと」も進路選びには大切です。
たとえば、コミュニケーションが苦手な人が文系を選ぶと詰みます。

なぜか高卒職より大卒職が不人気

各職業に対する志望度、不人気度を調査した結果があります(参考)日本の人事部より

その結果、「やりたくない」と答えた人が多かった
不人気な職種の順に並べた結果が以下です

  1. 営業職
  2. 介護職
  3. 医療系
  4. 教育職
  5. 現場職
  6. 労務職
  7. サービス職
  8. 製造職
  9. 販売職
  10. 事務職

青字は高卒でも就労可能な職業です。
なぜか大卒が有利な職業よりも人気。
高卒の製造業での大手入りは、不人気度が低い職種でそこそこいい待遇で働けるともいえます。

営業は介護よりも敬遠されていますが、文系大学で広がる選択肢のほとんどは営業です。
やりたくない仕事に就くために高い金を払うのは馬鹿らしい気もします。

こうやって見ていくと、大学を出たからと言って必ずしも人気の仕事の選択肢が広がるわけではないということがわかりますね。
金はもらえるけど不人気な仕事、と言えるでしょう。

営業職を強く拒否する、または素養がない方は文系大学以外の道を強く勧めます。
教員になるなど、別の目的があるならいいけど。

上記の青マーカーで引いた職種に就きたい人は高卒新卒を推奨

上記で線を引いた、介護職、現場職、サービス職、製造職、販売職に就きたい人は基本的に高卒でいいです。
ただし、製造職、現場職で研究開発や大卒資格が必要な業務(基本理系)をやりたい場合などを除く。
特殊な業務でない限り、せいぜい専門学校へ行けば十分でしょう。
必要がないのに大学へ行っても金の無駄です。
まだ中学生なら実業高校を目指すのもあり。

大卒職の場合、要求されることが分かりにくい

大卒職の場合「求められるものがわかりづらい」傾向にあります。
例えば、高卒職の場合
トラックの運転手なら、トラックで安全にものを運ぶ
工場なら、製品を作る
タクシーの運転手なら多くの人を乗せる
などの比較的わかりやすい基準があります。
これが大卒職となるとどう動けばいいのかを明確に教えてくれなかったりします。
やったことに対してストレートに結果が見えないと嫌な人には不向きです。

あなたのやりたくないことは何?やりたくないことリスト

仕事の要素を切り取ってみました。この中からやりたくないことを探していきましょう。
ただし、すべてやりたくないというのは無理です。仕事にはどこかしら嫌な面があります。
ただその中でも、苦痛度が強い、
どうしてもやりたくないこともあるでしょう。

大卒職に多いものは太字にしています。
また、黙々と仕事をしたい人は高卒か一部専門職のほうが良いと思います。
文系だと、チームワークまたは対人交流重視の仕事の割合がかなり多いです。
大卒待遇の仕事をしたいなら逃げられないレベルです。

仕事の内容

  • 営業職
  • 車の運転
  • 単純労働
  • 電話応対
  • 接客
  • 介護
  • 肉体労働

勤務条件

  • 長時間労働
  • 夜勤
  • 不規則なシフト(土日勤務)
  • 転勤
  • 都会での勤務
  • 田舎での勤務

実際の求人を見てみよう

ネットには実際の求人が載っています。
求人サイトで見てみたらどんな職業があるのか理解できるでしょう。
どんな学歴が必要かも書かれています。
「正社員 求人」あたりで検索しましょう。

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大学進学前に、出口である就職を知っておくこと。
高いお金がかかる大学進学を有意義なものにするためには
大切なことです。